IPAファイル インストール方法 まとめ
2020/2/25 更新
サードパーティ製のアプリの使用について、
企業証明書を使ったiOS端末への直接インストール(In-House)は、Appleにより証明書を取り消される頻度がとても多くなっています。
また、クラックされたファイルの検知も日々厳しくなりつつあります。
現時点ではありますが、
IPAファイルからのインストールは7日間認証問題はあるものの、現状考えうる安全なサードパーティ製アプリのインストール方法です。
本記事では現在使用可能なIPAファイルのインストール方法についてまとめます。
すべて自己責任で導入をお願いします。
このサイトの文章・情報等に基づいて被ったいかなる被害についても、 管理人は一切責任を負いかねますので参考程度にしてください。
iOS端末編
iOS端末のみでIPAをインストールする方法です。
有料版と無料版がありますのでそれぞれ紹介させて頂きます。
iPASTOREでIPAをインストールする方法
年額29.99ドルの有料サービスです。
数ヶ月に1回は証明書取り消しをされることもありますが、基本は安定しています。
7日間で認証を切られるということもありません。
以下の記事に詳細を載せています。
SignulousでIPAをインストールする方法
年額19.99ドルの有料サービスです。
こちらもiPASTOREと同様で数ヶ月に1回は証明書取り消しをされることもありますが、基本は安定しています。
7日間で認証を切られるということもありません。
イングラムさんが詳細をまとめてますので参考にしてみてください。
AppCakeでIPAをインストールする方法
無料のサービスです。
こちらはiPASTOREやSignulousと異なり、使っている証明書が企業証明書です。
証明書を取り消される問題もありますので注意が必要です。
しかし、IPAを使用出来るので直接インストールに比べると比較的安全なインストール方法だと思われますので紹介します。
iPASTOREと競合するとの報告もありますので、iPASTORE使用者は試す前にiPASTOREプロファイルの削除とiPASTOREアプリの削除をお願いします。
Signulousとの競合も報告されています。
くれぐれも自己責任で宜しくお願いします。
- iOS端末でSafariを開きます。
AppCake公式から「INSTALL APPCAKE」タップします。
- インストールをタップします。
- アプリがインストールされます。
この状態ではまだ起動はできません。
-
iOS端末の「設定⇒一般⇒プロファイルとデバイス管理」からエンタープライズの証明書を信頼します。
証明書の名前は変動します。 - AppCakeアプリを開きます。
通知はどちらでも問題ありません。
- Join Discordもどちらでも問題ありません。
- 「Verify」をタップします。
-
構成プロファイルをダウンロード許可します。
ダウンロードが終わったら閉じます。 - iOS端末の「設定⇒一般⇒プロファイルとデバイス管理」から「ダウンロード済みプロファイル」をタップします。
インストールを進めていくとAppCakeを開くかどうか聞かれるのでそのまま開きます。
AppCakeのインストールはこれにて完了です。
- 本題のIPAのインストール方法です。
Safariから導入する場合を紹介します。
後半に、Discordアプリから導入する場合も紹介します。
まずは、IPAファイルをSafariからダウンロードします。
- Safari右上のダウンロードボタンから状況を確認します。
ダウンロードが完了するとダウンロードバーが無くなりますのでタップします。
- ダウンロードフォルダが開きますので、長押しタップします。
共有をタップします。
- 共有するためのアプリ一覧が並んでいますので一番右にスワイプします。
その他をタップしてから「AppCakeにコピー」をタップします。
- AppCakeが自動で開きますので「Yes」をタップします。
- 自動的に「Downloads」に移動します。
もしIPAファイルが表示されない場合は、下の段にある他のタブを行ったり来たりしてください。表示されるはずです。
- Downloadsにある「pokemongo」アプリをタップしてインストールします。
クローンをインストールする場合は、
・クローンとして用意されたIPAファイルを使用してインストールする
・「Custom Install」を使用して本家IPAからクローンを作成する
どちらかとなります。
Custom Installをタップしたあとは「NEW BUNDLE ID」に「com.iphonecake.XXXXX」のように入力すれば同じAppを複数インストールすることが可能です。
上書きインストールする場合はバンドルIDが同一であれば上書き可能です。 - 自動で著名・インストールが進んでいきます。
これにてサードパーティアプリのインストール完了です。
- ★番外編
DiscordアプリからIPAをダウンロードしてインストールする方法です。
この方法は手順12、13のコピーが不要ですので楽です。
まず、Discordに記載されているIPAリンクをタップします。
画面が真っ白になりますが、赤枠バーが進んでいますのでしばらく待機します。下図のような画面に遷移しますので「AppCakeで開く」をタップします。
AppCakeのDownloadsに自動で遷移しますので、あとは手順16の通りです。
Windows編
AltStoreを使用してIPAをインストールする方法
前提として、以下の2つが必須インストールとなります。
・Windows用iCloud
・iTunes
iTunesはWindows Store版だとうまくいかないため上記のURLからダウンロードしてインストールしてください。
- AltStore公式からWindows(beta)をダウンロードします。
altstore.io
うまくダウンロード出来ない方はChromeを使ってみてください。 - 「altinstaller.zip」を解凍して「setup.exe」をクリックします。
-
「Next」で進んでいきます。
最後に「Close」をクリックしてインストール完了です。
インストール場所はデフォルトのままにしてください。 -
「AltServerPatcher」をダウンロードして起動します。
以下のようなEXEをクリックしてください。
このような初期画面が表示されれば問題ありません。AltServerPatcherはexeですので怪しいサイトからはダウンロードしないでください!ウィルス感染する恐れがあります。
-
Utility to Installは「Custom IPA Link」を選択します。
IPA URLは55文字制限があるため、短縮URLサイトを使ってIPAのリンクを短くしたものを使用してください。
その後「Patch!」をクリックします。
⭐短縮URLの作成方法
入れたいアプリの公式DiscordからIPA LINKをコピーしてきます。
入れたいアプリのバージョンは必ず確認お願いします。https://bitly.com/にアクセスします。
「Shorten your link」に先程コピーしたIPA LINKを貼り付けます。
「Shorten」ボタンをクリックすると自動でURLが生成されるのでコピーしてAltServerPatcherにて使用します。
以上です。 -
このような画面が出てきますが、ここまでが端末にインストールする準備が出来た状態となります。
IPA URLが正常ではなくてもこの画面が出ますのでURLはしっかり確認してください。 -
AltServerを起動します。
起動するアプリはデフォルトパスでこちらです。
C:\Program Files (x86)\AltServer\AltServer.exe
Windowsボタンを押すと最近追加されたアプリからでも起動できます。
もし起動時に下図のような警告が出た場合はiCloudをインストールしましょう。 - iOS端末をPCに繋げます。iOS端末のロック解除、信頼作業も行います。
タスクトレイに「◇」マークがありますのでクリックします。
「Automatically Launch at Startup」のチェックを外します。(追記)
「Install AltStore」を選択してから繋げた端末をクリックします。
「◇」はタスクバーの端にあり、タスクトレイの中に埋もれてる可能性があるので探してみてください。
-
このような画面が出てくるのでAppleIDとパスワードを入力して「Install」をクリックします。
impactorで使用していたAppパスワードではないので注意してください。エラーが出る場合は「新規AppleID」を作成後、一度以下からログインしてください!その後、再度お試しください。
https://appleid.apple.com/ -
しばらく待機します。
IPAのダウンロードから処理を行なうので3~5分ぐらいはかかるかもしれませんので気長に待ちましょう。
「Installation Succeeded」と表示されたらiOS端末にアプリがインストールされていますので確認してください。
現在のバージョンでは、バンドルIDを変更したIPAクローンのインストールは不可能でした。通常のIPAをご使用ください。
また、AppleStoreの公式アプリも削除してからインストールしてください。 -
iOS端末上のプロファイルとデバイス管理からアプリを信頼して完了です。
次回からは、
・AltServerPatcherに短縮URLを入れてPatch
・AltServerを起動して端末にインストール
上記の流れのみでIPAファイルを入れることが出来ます。うまくいかない場合は、
iCloud、iTunes、Altserverをアンイストールして再度インストールしてみてください。手順はこちら。
また、新しいAppleIDを作成して試してみてください。
無料のAppleIDですとimpactorと同じ3app制限や7日間認証問題がありますのでその点はご注意くださいね!
Rickpactorを使用してIPAをインストールする方法
こちらの方法もWindowsから脱獄していないiOS端末にIPAをインストール出来ます。
やや複雑ですが少しずつ進めていけば理解出来ますのでトライしてみましょう。
前提としてWindows上で動作するRickpactorが必要ですので、事前準備としてダウンロードしておきましょう。
- 最初に、IPAをインストールしたいiOS端末からAppdbにアクセスします。
念の為Safariブラウザで進めていきましょう。
-
画面上部にある「Link your device」をタップします。
-
「Link A Device」をタップします。
- メールアドレスを入力します。
受け取ったメールはのちほど閲覧します。
- メールアドレスを入力すると構成プロファイルのダウンロードが始まるので許可します。
その後、設定>一般>プロファイルから「appdb Device Link」をインストールしていきます。
-
デバイスの登録が完了すると以下のようなメールが届きます。
-
次に、PC側の設定をおこないます。
PCブラウザ(Chrome推奨)でAppdbにアクセスして、画面上部の「Link device」をクリックします。 -
「Link A Device」をクリックします。
-
手順4で入力した同じメールアドレスを入力します。
-
以下のようなメールが届きますのでPCから「Control this device」をクリックします。
-
このような画面が表示されたらiOS端末とPCの紐付けが完了です。
-
PCからAppdbにアクセスします。
画面上部に登録した端末の機種名が出ているので赤枠をクリックします。 -
「Configure features for this device」をクリックします。
-
AppleIDと通常パスワードを入力します。メールで使用したアドレスと同一である必要は特にありません。
jailbroken(脱獄)しているかどうかは「No」にします。
その後、「Save feature configuration」をクリックします。
正常に保存されると画面上部に以下の画面が出てきます。使用するAppleIDは1端末に1つ作成してくださいとのこと。
他端末で同じAppleIDを使い回すとアプリ認証が切れる可能性があります。 -
手順12にある機種名(画面上部)をクリックします。
その後、「MyAppStore - Install custom application」に進みます。
- 用意したIPAファイルをアップロードします。
- アップロードが正常に完了すると下図のようになりますので「INSTALL」をクリックします。
- しばらくすると以下のような画面になりますが気にせずOKを押します。
- ここからIPAのインストール作業です。
事前にダウンロードしたRickpactor.exeを起動します。
もし下図のような画面が出てきましたら気にせず実行します。
- 再度PCブラウザ上のAppdbに戻り、画面上部の機種名をクリックして「View device status」に進みます。
-
Live device status(現在のデバイス状態)の一覧が出てきます。
「Install via Rickpactor」をクリックします。
赤枠の部分が出てきてない場合、Appdb側で処理中なのでしばらく待機する必要があります。いつまで経っても「Install via Rickpactor」が出てこない場合はもう1度手順17のインストールを押してみてください。
著名作業をAppdb側にしてもらってますので間隔をあけて試してみてください! - このような画面が出てきますので「Rickpactorを開く」を押します。
-
インストールが開始されますのでしばらく待機します。
- 正常に終了するとこのようになります。
iOS端末上のプロファイルとデバイス管理からアプリを信頼して完了です。
次回からは、
・MyAppStoreからIPAアップロード後、インストールクリック
・Rickpactorを起動して、Live device status画面からInstall via Rickpactor
上記手順でIPAをインストールすることが出来ます。
すべて英語ですが理解してしまえば意外と簡単です!
手順21の著名部分で時間がかかるケースがありますが、バンドルIDを変えたIPAもインストール出来るので使い勝手がいいです。
なお、無料AppleIDは3app制限などありますのでご注意ください。
ただし、未検証ですがAppdbとのリンクを切らなければ7日間で認証が切れないとの情報もあります。
追記:バンドルIDを変更したクローンがインストール出来ない場合は、AppleStore公式アプリの削除、公式サードパーティ製アプリのIPAを削除を試してからインストールしてください。
それでもうまくいかない場合は、公式サードパーティ製アプリのIPAをインストール ⇒ 削除 ⇒ クローンのインストールの順で試してみてください。
Mac編
AltDeployを使用してIPAをインストールする方法
Mac限定ですがimpactorに最も近い存在なのがこのAltDeployです。
操作感も似ておりとても扱いやすいと思います。AppleIDを保持出来るのでとても便利です。
初期設定が必要ですのでセットアップしていきましょう。
- GitHubから「AltDeploy.zip」をダウンロードします。
- ダウンロードしたAltDeployを開こうとすると以下のような画面が出ますので、システム環境設定>セキュリティとプライバシーから「このまま開く」を押します。
- 初回起動は下図のようになっていますが気にせずそのままにします。
- AppleIDを追加します。
AltDeployのメニューバーから「Add Apple ID」を選びます。
その後、AppleIDと通常パスワードを入力します。
複数のAppleIDを使ってIPAファイルをインストールしたい方はここで追加していきます。
追記:
手順5に行く前に、AltDeployメニュー「Install Mail Plugin」からプラグインをインストールしてください。
これをインストールしないと手順5以降が正常に進みません。 - メールを起動してどれでもよいのでアカウントでログインします。
- メールメニューの「環境設定」を開きます。
下部にある「プラグイン管理」を開きます。
その後「Altplugin」にチェックを入れて適用します。
初回設定は以上です。 - IPAファイルをインストールしてみます。
AltDeployを再起動します。
その後、登録したAppleID、接続した端末、IPAファイルを選択します。
IPAファイルはドラッグ・アンド・ドロップで指定可能です。
- 特にエラー画面が出なければインストール完了です。
iOS端末上のプロファイルとデバイス管理からアプリを信頼して完了です。バンドルIDを変更したIPAファイル(クローン)についてはインストール出来るときと出来ないときがあるので検証中です。
クローンが安定してインストール出来れば完璧だと思いました。
また、無料AppleIDは制限があるので複数のAppleIDを登録することが出来るのは素晴らしいと思います。
Xcodeを使用してIPAをインストールする方法
個人著名のためにiOS App Signerアプリは使ってますが、
インストールはApple純正のXcodeを使った方法ですので安全性は一番かもしれません。
以下の記事を参考にしてみてください。